2015年健大高崎高校野球部メンバー出身中学と戦力分析&試合結果

[記事公開日]
[最終更新日]2015/08/16

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※盗塁に頼らない勝利!創成館高校戦の試合結果と戦評を追記しました。

※寒川高校戦の試合結果と戦評を追記しました。

目に見えない攻撃力。そして機動破壊を再び。

打力でも投手力でもない走力が甲子園を沸かせた2014年夏の甲子園。

その機動破壊をさらに進化させ、地味に守備力も増強して甲子園出場を決めた健大高崎高校。

2015年健大高崎高校野球部メンバー出身中学と戦力分析&試合結果をお伝えします。

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2015年健大高崎高校野球部メンバー出身中学一覧

※カッコ内は出身中学と出身地

川井 智也選手(藤岡 群馬)

拓植 世那選手(矢中 群馬)

大島 匡平選手(南橘 群馬)

相馬 優人選手(銚子四 千葉)

柴引 良介選手(宮里 沖縄)

林  賢弥選手(藤岡 群馬)

佐藤 望選手 (殖蓮 群馬)

春日 優馬選手(臨港 神奈川)

皆川 倫之選手(矢板 栃木)

橋詰 直弥選手(振甫 愛知)

吉田  駿選手(鶴ヶ島 埼玉)

三田村航輔選手(陽東 栃木)

小谷 魁星選手(高槻二 大阪)

比嘉  翼選手(山内 沖縄)

知念 和万選手(北谷 沖縄)

柳元 瑛治選手(柴原 鹿児島)

宮本 隆寛選手(黒磯 栃木)

菅谷 隼人選手(大洋 茨城)

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【創成館高校戦の試合結果と戦評】

盗塁に頼らないで8-3の勝利。
これは健大高崎高校には、とても大きな勝利だったと考えます。

健大高崎にとって嫌な流れとなったのは2回。6番打者の宮本選手がフォアボールで1塁へ。
前回の試合では3盗塁を決めている宮本選手は相当な自信を持っていたはずです。

盗塁した瞬間に牽制球がファーストに投げられました。宮本選手の判断ミスと言えばそれまでです。しかしそのまま2塁のショートに送球されアウト。

ところが、この盗塁のアウトは、ただの1アウトではありませんでした。

なぜなら健大高崎は最初の盗塁でアウトとなってしまったため、以後は最大の武器となっている盗塁をしづらくなってしまったからです。

当然ベンチから盗塁のサインは前回の試合よりも出しづらかったでしょう。もちろん自己判断で盗塁OKのチームですが、失敗リスクを踏むのはなかなか難しいところ。

初回の盗塁はそれだけ大きな責任とプレッシャーがかかります。

しかし、それだけで終わらないのがこの夏の健大高崎の強みであり、不気味さです。走力だけというイメージが先行しますが、実はそれだけではない練習を重ねてきたとのこと。

それは5秒に一球を連続で2分間続ける打撃練習を続けてきたとのことです。

これは相手投手の間合いやリズムを自分に取り込んでしまう、という工夫がなされた打撃練習です。打者はどうしても自分の間合い、タイミングで打撃に入りたいものです。

しかし、ボールを持って投げるのは投手。

相手投手のタイミング、間合いに合わせなくてはなりません。

自分のタイミング、間合いだけでヒットを打つのではなく、相手に合わせても打てる柔軟性を徹底的に身につけてきたのですね。

その結果、この試合では5回に3点。8回にはとうとう捉えることに成功して一挙5点。ビックイニングを作り事に成功します。

こうなると盗塁もやりたいときに出来るようになります。

心理面でも余裕が出てきますから真骨頂である足を使われるというプレッシャーが相手にかかってきます。

相手投手は試合後半ということと、ピンチと疲労で徐々に甘くなってきています。5秒に一回の打撃練習の成果がここでも花開くということになりました。

ノーアウトランナー1塁だと何が何でもバント。

こんなにつまらない試合はありません。これが高校野球だ!みたいな時代がありました。

しかし、高校野球といえども創意工夫を重ね、智慧を使った試合をするべきです。走力というスランプが関係ない安定的な攻撃力を究極までボトムアップした健大高崎高校の野球。

そこに打撃が加わり広がりや可能性を感じさせてくれる野球を見せてくれています。とてもおもしろいですし、とても感慨深いものがあります。

次戦は秋田商業戦。ご活躍を楽しみにしています。

【寒川高校戦の試合結果と戦評】

cards-570712_640終わってみればヒット10本。打点が7。ホームランこそないものの、2塁打が3本。

そこに足を絡めた機動破壊が見事にハマりましたね。

寒川高校はやりたいことが出しれずに試合終了となりました。例えば初回の寒川高校の攻撃時のこと。ノーアウト一塁でバントが小フライ。ランナーは直接フライを取られたら塁に戻らないといけません。

そのためほとんど一塁から離れられないのを瞬時に判断し、健大高崎の川井投手はわざと地面に落ちてから1塁へ送球し、見事なダブルプレーをとりました。

主審によってインフィールドフライは宣告されなかったプレーですが、インフィールドフライが宣告されたとしても、そのプレーでノーアウトランナー1塁の傷が最小限に済む判断でした。

川井投手はお見事は判断でしたね。

動画で見るとなんてことない説明なんですが、この頭脳的な瞬時の判断で初回の相手の流れをバッサリ断ち切りましたね。

このあたりの瞬間的な1秒にも満たない時間での状況判断。

いつでも瞬時に判断しなくてはいけない走塁が、徹底的に身についている健大高崎高校ですから、その経験と判断が守備に生かされたと言っていいと思います。

考える前に動いたと言っていいでしょう。

健大高崎高校は3回の攻撃。ノーアウトからの盗塁で得点圏にランナーを進めます。さらにチャンスを広げてノーアウト満塁。

1番の春日選手が、前進守備の寒川のショート横を抜くタイムリーヒットで2点を先制しました。

やはりノーアウトでも簡単にアウトを増やす犠打(バント)をしないのは相手投手、守備陣にとっては本当に嫌な攻撃ですね。

盗塁ではアウトになるリスクはあるものの、成功率が高ければバント失敗というリスクを踏むことも考えれば確率が高い方を選択する事になります。

圧巻はこの回合計で8点を取ったのですが、重盗をかぶせてきたことです。

1,3塁で1塁ランナーが盗塁。そしてキャッチャーは2塁へ送球。その間に3塁ランナーがホームへ突入するベタな重盗でしたが見事成功させています。

どのチームもこの重盗は攻撃も守備も練習していますので、簡単に成功させることは出来ません。しかし足の早さに加えて絶妙なスタートのタイミングがホームへの突入を成功させましたね。

結果論になるかもしれませんが、本当におもしろい野球を展開してくれています。

6回にはツーアウトから、2番打者の林選手がセカンドへのプッシュバントから内野安打。
左バッターですから助走をつけつつのプッシュバントですのでセーフの確率はあがりましたね。

さらにランナーにでて初球から盗塁し、成功しています。

来ると分かっていてもアウトに出来ない寒川バッテリーは本当に悔しいと思います。このあたり機動破壊野球の凄さと言えます。

その後、センター前ヒットでボールがグローブに収まりきらないのを確認しホームイン。9点目を挙げました。その後7回にも1点を加え10点。

得点にすこし余裕が出てきたところで、健大高崎高校は投手を2名交代しエースを温存。次戦へといい流れをつくり勝利しました。

最近の高校野球はビッグイニングが目につくようになりました。

つまり5点6点程度の点差では勝っていても安心できないということです。こうしたビッグイニングは決してマグレで出来るわけではなく、攻撃時の走塁、配球の読み、そしてプレッシャーをかけることなど、1つ1つの積み重ねが一気に開放されることによりビッグイニングができあがります。

もちろん相手のミスもそこにはあるかもしれませんが、元をたどればミスを誘うプレッシャーがあると言っても過言ではありません。

機動破壊という野球の基本中の基本である走塁をフル活用した野球。

スランプがない走塁は安定的に計算が出来るという側面もあり、今後の健大高崎高校野球部のご活躍に期待がかかります。

【戦力分析 投手力・守備力】

pitcher-150431_640群馬大会の試合数は6試合。驚くべきはエラー数が1ということ。

どうしても健大高崎高校といえば機動破壊と言われる走力に注目が集まりますが、エラー数が地方大会で1というのは全国のチームの中でも1番少ない数です。

抜群の守備の安定感と言って過言ではありません。

その固い守備力のもとで投球できる投手は、川井投手、橋詰投手、吉田投手、小谷投手、菅谷投手の5名です。

川井投手の群馬大会の成績

登板試合数 5
登板イニング数 25回
被安打数 19
奪三振数 10
四死球 11
失点 6

橋詰投手の群馬大会の成績

登板試合数 3
登板イニング数 16
被安打 9
奪三振 7
四死球 2
失点 1

吉田投手の群馬大会の成績

登板試合数 1
登板イニング数 4
被安打 1
奪三振 7
四死球 0
失点 0

エースの川井投手は昨年も甲子園で見たことがあるサウスポーの投手です。

あまり球速はありませんがしっかりとした制球力が持ち味の投手。若干打ち込まれたり、四死球があったりすることもありますが、大崩れしないので計算ができる投手と言えます。

また、橋詰投手、吉田投手は川井投手と同様に安定感のある投手です。試合途中での継投を任され失点も少ないのが特徴。

決勝戦の桐生第一高校戦以外での失点は3名で3点のみ。エラーも1つだけですからいかに固い守備と投手力であるかがよくわかります。

2014年の秋の大会は勝ち上がり関東大会ではベスト4。そのまま2015年の春の選抜も出場し、ベスト8。

昨夏から春の選抜までの経験はチームに大きな財産となったことは言うまでもありません。

140キロを超えるようなストレートをガンガン投げる投手が複数いなくても、全国で強豪校と十分戦えることを証明してくれたこと。

それは、高校野球の可能性が広がったことと同義だと感じます。

ここに攻撃力が加わりますので、対戦相手としては健大高崎というだけで(いい意味で)嫌なイメージを持って試合に臨むこととなります。

相手がそれをどう対応するか?全国レベルのチームがどう対応し反撃していくのか?非常に興味をそそられる試合となります。

【戦力分析 攻撃力】

baseball-155990_640群馬大会は試合数が6試合。チーム平均打率は350と昨年とほぼ同じの打率です。

健大高崎に関して言えば、攻撃力の中にはもう既にご存知の盗塁が含まれます。

体の大きな選手は正直ほとんどおらず、守備力のところでもご説明した通り、高校野球の可能性を広げてくれたという喜びを感じるところです。

さて。

実は、地方大会では「盗塁数が20」という衝撃のデータが有ります。

これは他県の強豪校のほうが盗塁数が多かったりするのも面白いところです。既に管理人が健大高崎≒盗塁と思い込んでいるあたりで、健大高崎の戦術にはめられていることがわかります。

既に相手校も同じくその術中にハマっていることでしょう。

地方大会では本塁打は1本、四死球は15。犠打は12。

攻撃力のデータは、打率が350ということ以外に、取り立てて目立つデータはありません。

しかし。

健大高崎高校の機動破壊のすごいところは、データに出てこない相手へのプレッシャー等にあると管理人は考えます。

では目に見えないプレッシャーとはなにか?例をあげますと

○健大高崎と言われるだけで盗塁のイメージが勝手に先行する

○全員がいつ走ってくるかわからないのでランナーに出したくない

○ランナーに出したくないので投手に必要以上のプレッシャーがかかる

○プレッシャーを与えられた投手は制球を崩し、疲弊する

○ランナーがいる間、投手、野手には常時プレッシャーがかかる

○走力に打力のようなスランプはない

○試合後半で疲弊してもそれなりに走れる

○ヒットや四死球が盗塁であっという間に2塁打、3塁打となる

などなど

目に見えない攻撃力が相手を追い込む

ということがおこります。焦れば守備陣、投手陣は崩壊。浮足立ったプレーが連鎖していく。

そうした目に見えない機動破壊という進化した攻撃力がまた今年も見ることが出来ますので楽しみで仕方がありません。

このプレッシャーに耐えることができるか?甲子園という大舞台でこのプレッシャーに耐えられるチーム、投手はそう多くはありません。

【戦力分析 総合評価】

baseball-192400_640前述のとおり健大高崎高校が勝ち上がるには、群馬大会で見せてくれたエラー1という堅い守備。

そして球速はさほどないもののしっかりとした制球力と継投で相手を翻弄する投手陣。

さらに機動破壊という

目に見えない攻撃力が相手を追い込む

最大の攻撃力をセットで発揮できるか?がポイントとなるでしょう。短所を直す指導はどこの高校でもやっていることです。

その結果、代わり映えしないチームができあがり、結局圧倒的な技術をもった選手がいるチームが勝つという高校野球の勝ちパターンが出来上がっていました。

誤解を恐れずに言えば、その流れに一石を投じると言っても過言ではない走力を磨きに磨いた機動破壊という攻撃力。

われわれ高校野球ファンは何を期待するかといえば

○ワクワクしたい

んですね。松坂大輔投手を見ていた時も松井秀喜選手を見ていた時も、田中将大投手や斎藤佑樹投手の対決を見ていた時も。

ワクワクさせてくれる期待感があったわけです。

健大高崎高校野球は、走力を磨きに磨いて、高校野球の枠組みを最大限に活用した面白さを観ている側に提供しワクワクさせてくれた。

そのことに感謝したいと思います。健大高崎高校のご健闘をお祈りいたします。

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